最近読んだ本の中に、「仕事は楽しいかね?」という本がある。

人生に行き詰まっているサラリーマンに、マックス・エルモアという名の成功者っぽい恰幅のよい老人がいろいろとアドバイスをするという、まあ、ありがちな設定の本だ。
だが、この本では一般的な自己啓発本の主張とは大きく違う点がいくつもある。
例えば、「目標はいらない」であったり、「模倣はいらない」といった内容である。
一方、(詳細はぜひ本を読んでほしいのだが)日々新しいことを実勢すること、試行の多さといった点の重要性を強く主張する。
つまり完璧というのは存在しなく、「まだ試してみる価値がある」といった具合である。
※「仕事は楽しいかね?」より引用
中々刺激的な内容もあり、個人的には気づかされる点がいくつもあった。
一方、私はこれを読んで、ある漫画の、ある人物の、ある発言を思い出した。
※『BLEACH』集英社 より引用
そう。ジャンプの大人気漫画、BLEACHである。
この漫画はとにかく個性の強いキャラが、個性の強いセリフを言うことで有名だが、その中でもひときわ目立つのがこの涅マユリである。
そのセリフを引用しよう。
「世界には完璧などというものは存在しないのだヨ」
「陳腐な言い回しになるがね それは事実だ」
「なればこそ凡人共は”完璧”に憧れ それを求める」
「だがネ ”完璧”に何の意味がある?」
「何も無い 何も 何一つだ」
「私は”完璧”を嫌悪する」
※『BLEACH』集英社 より引用
「”完璧”であればそれ以上は無い」
「そこに”創造”の余地は無く それは知恵も才能も立ち入る隙が無いという事だ」
「解るかネ?」
「我々科学者にとって ”完璧”とは”絶望”だヨ」
「今迄存在したなにものよりも素晴らしくあれ だが 決して完璧である莫れ」
「科学者とは常にその二律背反に苦しみ続け 更にそこに快楽を見出す生物でなくてはならない」
「つまり」
「”完璧”などという頓狂な言葉を口にした瞬間に」
「既に君は私に敗北していたのだヨ」
「君を ”科学者とするなら” の話だがネ」
※『BLEACH』集英社 より引用
う~ん、いつ読んでもシビれるぜ!マユリ先生!
それにしても、これだけジャンルの違う作品で同じことを言っているという事は、おそらく世の中の真理に近いのではと思う次第だ。
マユリ先生はマックスエルモアから習ったのかな?それともマックスエルモアがマユリ先生に教えてもらったのだろうか。
今回紹介した「仕事は楽しいかね?」は仕事や人生に悩んでいる人にはぜひ読んでほしい一冊だし(この記事を書いている2020年12月ではAmazonのPrimeReadingで無料)、もちろん、BLEACHのマユリVSザエルアポロ戦(305話)も作中屈指の名シーンなので、両方ともぜひ読んでほしい!(欲張り)
この記事があなたにとって、何かのヒントになれば嬉しい。
では今日はこの辺で!